お客様から「神道のお墓を作りたいのですが、どのようにすればいいですか?」とご質問をいただくことがあります。
今回は神道のお墓についてご案内します。
神道のお墓の特徴は?
神道のお墓には大きく分けて2種類の形があります。
- 仏教のお墓とほぼデザインが変わらないもの
- 家名など彫刻されている竿石の上部が細くなっているもの
2つ目の墓石の形は「角兜巾(かくときん)型」と呼ばれ、竿石の上部四面を斜めに切って、三角形に仕上げているところが特徴です。
これは、熱田神宮の御神体である「天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)」を模した形です。
形状以外での特徴としては、神道式ではお焼香をしないので、香炉は使いません。その代わりにお供え物を置く「八足台」をおつけします。
神道のお墓の彫刻は?
神道のお墓では、家名を彫刻する際、「〇〇家奥津城(おくつき)」または「〇〇家奥郡城」と刻まれることが一般的です。
また神道では戒名がありません。戒名と同様の意味合いで「諡(おくりな)」というものが存在します。
諡は名前の後ろにつけられ、男性の場合は大人(うし)、女性の場合は刀自(とじ)となります。
そして、これらの諡の後に、「命(みこと)」をつけます。
ただ、必ずこうしなければいけないという決まりごとはございませんので、墓石のデザインや彫刻も自由にお作りされる方も多くいらっしゃいます。
ご家族様でご検討されて、ご納得のいくデザインでお作りされることをお勧めいたします。
迷ったときにはぜひご相談ください。
太田