『先祖がつくったお墓があり、離れたところにあるものですから、もう15年以上お墓参りに
行っていないのです。
私も高齢になり、この先お墓参りに行けないため、墓じまいを考えています。』と、
ご相談がありました。
ご相談者様は東京にお住まいで、ご先祖様のお墓は広島にあるそうです。
『誰がつくったお墓なのか、誰が納骨されているのか、両親以外、何名のご先祖が納められて
いるのか、全く情報がなくて。
いつかはお墓じまいをしなければと思いながら、後回しにして、何十年も経ってしまいました。
嫁いで東京に住むようになり、両親が亡くなってからは、すぐお墓参りに行けないことを、ずっと申し訳なく思っていたような気がします。』との事でした。
お墓の管理者もわからなかったので、お客様にもお手伝いをいただきながら、手続きなどを進め、
ご契約をいただいてから、約二か月間で墓じまいが終了しました。
この間、お客様が体調を崩して入院したり、ハプニングもございました。
『実は私、余命宣告をされています。ずっと心にひっかかっていた、つかえが取れ、肩の荷がおりました。お墓はなくなってしまいましたが、なんだか親孝行をした気分です。
本当にお世話になりました。』と、お言葉をいただきました。
お墓に対する思いやご事情は、みなさま様々だと思います。
皆様のお墓じまいを精一杯サポートいたします。
成田 めぐみ